サプリOEMの費用や見積もり依頼のポイントとは?

サプリOEMの費用はどこで決まる?最小ロットからパッケージ、見積もりまで徹底解説

サプリメントのOEMは、自社ブランドの立ち上げや既存事業の拡大において有効な手段です。一方で、最小ロットや費用、パッケージ仕様、見積もり依頼の方法など、初めて担当される方にとっては不明点が多く、「何から調べればよいのかわからない」というケースも少なくありません。

こちらでは、OEM費用の基本的な考え方、最小ロットと費用の関係、パッケージ選定によるコストの違い、見積もりを依頼する際に準備すべき項目を解説します。サプリメントのOEM開発をスムーズに進めるための基本的な知識としてぜひご活用ください。

サプリOEMの最小ロットと費用の目安

サプリOEMの最小ロットと費用の目安

サプリメントOEMを検討する際、多くの企業が悩むのが最小ロット数とそれに伴う費用です。ロット数は単に数量の問題ではなく、製造コストと在庫リスクを左右する重要な指標です。

🔳 最小ロット数は“設備と原料”で決まる

最小ロット数が設定される主な理由は、製造設備を立ち上げるための準備コストの発生、原料の最低調達量があるためです。また、それぞれの剤形によって製造工程が異なるため、ロット基準も変動します。

🔳 剤形ごとの最小ロットと費用の目安

剤形によって製造工程や設備が異なるため、最小ロット数や費用にも差があります。代表的な剤形とおおよその傾向は次のとおりです。

錠剤・ハードカプセル

数万粒からの対応が一般的です。比較的低コストで生産でき、ロットが大きくなるほど1粒あたりの単価は下がります。

ソフトカプセル

液体原料をゼラチンの皮膜で包む工程が必要なため、専用設備を使用します。最小ロットは数万粒からで、錠剤よりも単価はやや高めになる傾向です。

顆粒・ゼリー

数千袋から対応でき、小ロットでも始めやすい剤形です。ただし、パッケージデザインや包材にこだわる場合は、費用が上がることもあります。

ロットを少なくすれば初期費用は抑えられますが、1個あたりの単価は高くなります。反対に、大きなロットで生産すれば単価は下がりますが、在庫リスクが高くなります。そのため、販売計画(どれくらい売れる見込みか)に合わせて、ロットを設定することが最適な判断につながります。

サプリOEMで失敗しないパッケージ選定と費用対効果の考え方

サプリOEMで失敗しないパッケージ選定と費用対効果の考え方

サプリメントのOEM開発において、パッケージは中身を守る容器という役割だけでなく、購買意欲を左右する重要な要素です。また、パッケージの種類やデザインによって製造コストも大きく変わるため、コンセプトやターゲット層との相性を踏まえて慎重に選ぶことがポイントとなります。

🔳 主なパッケージの種類と特徴

パッケージは種類に応じて、費用や機能性、イメージの面でも違いがあります。それぞれの特徴を念頭におくと、用途に合った選定がしやすくなります。

瓶・ボトル

湿気や光から内容物を守ることができ、高級感を演出しやすいタイプです。美容系や高価格帯の製品に適しています。一方、製造・輸送コストはやや高めになります。

PTP(Press Through Package)

一粒ずつ個包装されているため衛生的で、薬品のような信頼感を演出できます。携帯性にも優れていますが、製造単価は比較的高くなる傾向があります。

アルミ袋

軽量で低コストな点が大きなメリットです。チャック付きにすれば開封後の保存もしやすく、小ロット対応にも適しています。シンプルで自然派・エコなイメージを出したい場合にも使いやすい形式です。

🔳 パッケージデザインが費用に与える影響

コストにかかわるのは容器の種類だけではありません。デザインの方法によっても費用は大きく変動します。例えば、以下のようなケースが考えられます。

  • 多色刷り:印刷コストが高くなりやすい
  • 箔押し・エンボス加工:高級感が出る一方、加工費用が上乗せされる

そのため、ターゲットに合った“ちょうどよいデザイン”を選ぶことが費用対効果を高めるポイントです。「低価格帯向けの商品に過剰な高級パッケージを使わない」など、販売価格やブランドイメージとのバランスを意識して検討しましょう。

見積もり依頼の流れと費用相場の確認方法

サプリOEMの費用を把握するには見積もりを取得し、比較することが必須です。ただし、初めて見積もりを依頼する場合、「何を準備すればよいのか」「どこを見ればいいのか」がわかりにくいこともあります。ここでは、見積もり依頼の一般的な流れと、相場を正しく把握するためのポイントを解説します。

🔳 見積もり依頼のステップ

いくつかの準備を整えておくことで、スムーズに見積もりを取得できます。

商品コンセプトをまとめる

ターゲット層・期待する効果・配合したい成分などを整理しておくと、OEM会社がより具体的な提案を行いやすくなります。

ロット数・予算の目安を決める

最小ロットや総予算をあらかじめ決めておくことで、現実的な見積もりを得られます。

詳細な打ち合わせ

見積もり内容に納得できたら、打ち合わせに進みます。この段階で費用の内訳や製造スケジュールなどを詳細に確認しておきましょう。

🔳 費用相場を見極めるためのチェックポイント

費用は製造単価だけではなく、以下の要素によっても変動します。

費用の内訳

原料費、資材費、研究開発費、人件費、送料などがどこまで含まれているかを確認します。

トータルコスト

試作費やパッケージ制作費、法務チェック費なども含めた総額で比較することが大切です。

サポート範囲

コンセプト提案や販売支援まで含まれている場合は、金額が高くても総合的にはコストメリットがあるケースもあります。

見積額は安さだけで判断するのではなく、サービス内容と品質を含めた“費用対効果”で比較することが、OEMを成功させるためのポイントです。

サプリOEMに関するご相談ならGMBコンサルティングへ

サプリOEMを成功させるには、最小ロット・費用・パッケージ・見積もりなど、複数の要素を総合的に判断することが欠かせません。「初期費用を抑えて始めたい」「ターゲットに響くパッケージを採用したい」といったお悩みも、経験豊富な専門家に相談することでスムーズに解決できます。

GMBコンサルティングでは、低分子化技術による医薬部外品・化粧品、健康食品の開発に取り組んでおります。事業目標に合わせた開発プランをご提案し、貴社のブランド立ち上げを全力でサポートいたします。企画から製造まで、幅広いフェーズの相談を承ります。さらに商品開発のほか、海外展開・輸出のお手伝いも対応可能です。サービス内容に関して疑問点や不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

サプリのOEM製造のご相談ならGMBコンサルティング

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